合格体験記を以下に記します。
<第三種電気主任技術者の挑戦>
Sunn職能大へ入学
自分は普通高校を卒業して職業訓練校→転入職能大(電子情報)専攻に入学したので電気に関する知識はほぼゼロでした。(中学校で習う理科の知識しかありません。)
電験との出会い
電子工学実験に追われて1年生の定期試験の成績は最下位(赤点ギリギリ)でした。
第二種電気工事士を受験して合格。電気系の資格を調べていたら電気系の最難関の資格(第三種電気主任技術者)を知る。
第三種電気主任技術者の挑戦
理論科目から勉強。参考書を見ていたけど【電流源】が特に理解ができなかった。解けた問題が解けなくなる→解ける→解けなくなるの繰り返しで挫折し始めていた。夏休みを返上して理論の猛勉強。初受験で理論科目に合格する。
定期試験で最下位から3位に上がった。同期の彼女が1位で当時その彼女に恋をする。
2回目は機械・電力・法規の並行的な学習。この当時も前期の期末試験と同時に第三種電気主任技術者の受験に向けて猛勉強
第三種電気主任技術者2回目の挑戦にして見事3科目同時合格(同期学生の中で自分のみ合格した)
>>>学習に使用した参考書
これだけシリーズ、完全マスターシリーズ、15年分の過去問が解ける過去問マスター。
→過去問マスターを自分独自の解き方に改造した結果、解法パターンを覚えることができた。
(おまけ)恋愛
第三種電気主任技術者合格後片想いしていた彼女から告白される。彼女は情報工学を専攻していた。自分は高校時代の頃の同級生に一途でしたが(連絡も皆無であったため)自分を好きになってくれた彼女と付き合うことになった(人生ではじめて彼女ができた)
<第二種電気主任技術者の挑戦>
Sunnの第三種電気主任技術者合格は学内でも話題になっていた。一部の同期からは(高校生レベルでしょ?)(将来電気保安でもしないと取得なんてしても意味ない)(三種止まりでしょ?)と罵倒され、上位資格の第二種電気主任技術者へ挑戦する。第二種電気主任技術者の一次試験はとにかく理論が尋常ではない難しさでした。(数学オリンピックでも受けるのか的なレベル)知り合いが電気主任技術者をしていたので猛特訓していただいた。彼女も当時、応用情報技術者試験に挑む日々。一緒に学内、図書館で猛勉強をしながらお互いを励まし合う。
猛勉強の末、一次試験は無事に4科目同時合格。しかし、電験二種からは二次試験(記述試験)があった。一次試験対策に追われ、対策ができていなかった結果、機械制御科目で撃沈。(制御が理論並みのムズさでした。:三種受けたとき自動制御を捨てた報いが来た)二回目の挑戦、就職活動も始まった。彼女は難なく応用情報技術者試験に合格して就職先も決まる一方、二次試験対策と就職活動に追われる。彼女と遊ぶ時間もほぼなく、電験二種の二次試験の1周間前に【別れ】を告げられ破局。就職活動も20社受けて全社不採用。精神的に限界を迎えていた。二回目の挑戦も結局不合格。
12月に内定が出てそのまま大学校を卒業。就職先は第三種電気主任技術者として生産技術へ配属。
働きながら3度目の第二種電気主任技術者一次試験からやり直し合格、二次試験も無事に合格した。
>>>学習に使用した参考書など
電験三種の学習に使用した参考書、挑戦!電験二種合格講座、自動制御概論(絶版となってます)、過去問マスター
<第一種電気主任技術者の挑戦>
自分が入社した会社は独特な評価制度で取得資格によっては若手でも管理職を目指すことができる環境だった。
当時の生産技術部長は第二種電気主任技術者を保持していて、自分は生産技術部長から妬み?かしらないけど嫌われていたと思う。
生産技術部長を見返したい、学生時代の頃付き合っていた彼女を見返したいとの想いで第一種電気主任技術者の挑戦を決意。上司や同僚からは【いくら二種合格できても職能大の学力じゃ無理だよ】と言われた。だが自分は電気が好きだった。自分の性格上一度好きになったものは奥深く学習する、のめり込みやすいタイプだった。
入社1年目で一次試験に合格、二次試験も一発合格。20代にして第一種電気主任技術者の合格を果たした。
>>>学習に使用した参考書など
東京電気技術センターの講習会、電験二種で使用した参考書、電気書院さんの過去問題集
(おまけ)やればできる!
中学時代は毎日虐められて不登校でした。(外見でイジメ、吃音症でイジメ)とあるゲーム(FPS)にどはまりして中学1年後期、中学2年は前期、後期、中学3年は前期は1日も登校できてませんでした。
高校へはなんとか進学できたとき、当時の数学の先生に感銘を受けて放課後は毎日職能大の試験対策を行ってました。
また、高校時代の頃入学式で一目惚れした女性がいて、彼女は成績も優秀でした。一目惚れした女性に対して彼女よりも強くなる一心で高校時代の定期試験で競ってたのを覚えてます。2年の後期でようやく初めて学年トップ、3年時にも学年トップ〜首席で卒業(成績優秀者教育振興会の会長賞をいただきました。)それが職能大でも活きたんだなっと思いました。
第一種電気主任技術者を取得後希望する部署異動ではなく、新しい部署を作りました。技術開発室そこで室長になり会社ではじめて20代の管理職が誕生したのであった。
現在は開発室の室長を部下へ任せて(上司の後任として)電気・電子技術部門の電気・電子技術ユニット本部へ異動・本部長へ昇格。技術教育センターで電気主任技術者の資格取得のために指導、地元の専門学校で講師を務める。
また、出会いを大切にして、アイドルの推しメンのことば【出会いは一瞬、出会えば一生】【なんとかなる!】を基礎にして電気と向き合っている。
大学校時代初めてお付き合いした女性とは今でも勉強仲間、技術者仲間として月1ですが食事に行ったりしている。
第一種電気主任技術者 Sunn